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Takadaの視点

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撮影前に8割決まる:ヒアリングで聞く5つ

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撮影当日って、つい「機材」「段取り」「天気」みたいな話になりがちなんですが、個人的には、結果の8割は“撮影前”に決まると思っています。
というより、撮影前に整理できていないと、当日は頑張って撮っても「素材はあるのに、何が言いたいか分からない」になりやすい。

今日は、僕が最初のヒアリングで必ず聞くことを5つ、メモ的にまとめます。
(※あくまで僕のやり方です)

📌1. いちばん大事な「見てほしい人」は誰ですか?

  • 最初にここを外すと、後が全部ズレます。
    「採用向け」「会社紹介」みたいな目的はあっても、実際には、

    • 応募してほしい人(どんな人?)

    • 取引先(どんな担当者?)

    • 社内(誰に説明する?)

    このあたりが曖昧なまま進むことが多いです。

質問の例

  • その動画(写真)を“いちばん見てほしい人”は誰ですか?

  • その人は、何に不安を感じていますか?

  • 逆に、何が分かると安心しますか?

ここが見えると、言葉も画も決まりやすくなります。

ヒアリングで聞く5つ

1.誰に               

2.ゴール              

3.会社らしさ3つ               

4.制約               

5.トーン              

📌2. 見終わったあと、相手に「どうなってほしい」ですか?

  • 「良い動画にしたい」だと、全員が違うゴールを想像してしまいます。

    たとえばゴールは、こんな形でも十分です。

    • 問い合わせのハードルが下がる

    • 面接前の不安が減る

    • 会社の“雰囲気”が誤解なく伝わる

    • 社内で説明しやすくなる(稟議が通りやすい)

質問の例

  • 見終わった人に、何を一つだけ持ち帰ってほしいですか?

  • 行動は変わらなくてもいいので、“認識”がどう変われば成功ですか?

僕はここが決まると「撮るべきもの/撮らないもの」の判断が一気に早くなります。

📌 3. 「何がその会社らしいか」を3つだけ挙げてください

  • 会社の魅力って、全部言いたくなります。
    でも動画や写真に入れられる情報量は限られていて、詰め込みすぎると薄まります。

    なので、最初は3つに絞るのがコツです。

    例:

    • 仕事が丁寧

    • 現場がきれい

    • 人の関係がいい

    • 設備や技術が強い

    • 地域密着で続いている

質問の例

  • “ここだけは誤解されたくない”ポイントは何ですか?

  • 初めて来た人が驚くところはどこですか?

  • 社内で当たり前すぎて、外から見ると価値になりそうなことは?

この3つが決まると、インタビューの質問も、撮る絵も一本芯が通ります。

📌 4. 現場の「制約」と「守りたいこと」を先に教えてください

  • 「忙しい現場ほど、ここが大事です。」
    撮影の良し悪しは、カメラよりも「現場が安心して回るか」で決まることが多いです。

    質問の例

    • 絶対に止められない工程はありますか?

    • 写ってはいけないもの(図面・顧客情報・製品など)は?

    • 音が厳しい場所/会話できる場所は?

    • 服装・安全ルールで必須のものは?

    これを最初に押さえると、当日のバタつきが減って、結果的に良い表情が撮れます。

📌 5. “どの雰囲気”で伝えたいですか?(言葉でも参考でもOK)

  • 最後はちょっと感覚の話です。
    同じ会社でも、見せ方で印象は変わります。

    • まじめ・落ち着いた

    • さっぱり・実務的

    • あたたかい・人が見える

    • かっこいい・技術推し

    • 親しみ・距離が近い

    質問の例

    • 近い雰囲気の会社(動画)があれば教えてください

    • “こう見られたくない”印象はありますか?

    • ナレーションは必要?字幕中心?BGMの強さは?

    ここが揃うと、編集のトーンで迷わなくなります。

まとめ:ヒアリングは「撮る前の編集」みたいなもの

撮影って、当日が本番に見えるんですが、
実際は“撮る前にどこまで整理できたか”が結果を左右します。

今日の5つをまとめると、

  1. 見てほしい人(誰に)

  2. どうなってほしいか(ゴール)

  3. 会社らしさ3つ(芯)

  4. 現場の制約(現実)

  5. 雰囲気(トーン)

この5つが揃うと、撮影も編集もかなりスムーズになります。

もし「まだうまく言語化できてない」という状態でも大丈夫です。
僕はその“散らかった状態”から整理するところを一緒にやることが多いので、気が向いたらブログかContactから声をかけてください。

Picture of Naonori Takada

Naonori Takada

Photographer
Videographer
Director

  • 1989年 広告カメラマンとして活動開始
  • プロダクション、制作会社にてフォトグラファー、ディレクターとして勤務
  • 2014年10月 独立後ジーワークス設立
  • 2022年現在、千葉県鎌ケ谷市在住
  • 特技:料理
  • 趣味:釣り、山登り