Gworks Creative Studio

Takadaの視点

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「採用動画を作らない方がいい会社も、正直あります」

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30年以上、写真と映像の現場に立ってきました。
広告写真、企業映像、商品撮影。
そして近年は、中小企業の採用やブランディングを目的とした映像制作を多く手がけています。

そんな立場から、今日は少し正直な話をします。

採用動画は、すべての会社に必要なものではありません。
むしろ、作らない方がいいケースも、実際にあります。

採用動画を「作らない方がいい」ケース
● ケース1:採用したい人物像が、まだ言葉になっていない

「とにかく若い人がほしい」
「やる気のある人なら誰でも」

この状態で動画を作っても、
伝わるメッセージはどうしても曖昧になります。

動画は、
何を伝えるか、そして何を伝えないかが
とてもはっきり出る媒体です。

採用したい人物像が整理されていないままだと、
映像はきれいでも、誰の心にも残らないものになります。

● ケース2:現場が撮られることに納得していない

採用動画の主役は、
社長でもナレーションでもなく、現場で働く人たちです。

もし現場に
「忙しいのに…」
「また余計なことを…」
という空気があると、
それは必ず映像に表れます。

これは技術では隠せません。
空気は、映ります。

● ケース3:「流行っているから」という理由だけ

「最近は動画が当たり前らしい」
「競合がやっているから」

動機としては自然だと思います。
ただ、目的が整理されないまま作ると、

・使いどころが分からない
・更新されない
・誰も触れなくなる

というケースを何度も見てきました。

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それでも「やるなら」、こう考えてほしい

それでも採用動画を作るなら、
私は次のように考えています。

動画は、よく見せるためのものではありません。
会社の姿勢や空気感を、正直に伝えるものだと思っています。

応募を増やすためだけでなく、
「合わない人に、無理に来てもらわない」
そのための動画であってもいい。

そう考えています。

私が引き受ける仕事・引き受けない仕事

私は、すべての採用動画を引き受けているわけではありません。

現場の声を大切にしたい。
きれい事だけの動画にしたくない。
会社の“らしさ”を一緒に探したい。

そう思える案件だけを、丁寧にやっています。

正直に言って、
「今回は作らない方がいいですね」
とお伝えすることもあります。

それで仕事にならないこともありますが、
それでいいと思っています。

動画が向いている会社も、確かにあります

一方で、

・人の魅力がある
・仕事の背景にストーリーがある
・言葉では伝えきれない空気がある

こういう会社は、
動画が力を発揮します。

特に、
長く働いている社員さんや、
ベテラン・職人の方がいる現場は、
映像が語ってくれることが多いと感じています。

「採用動画を作るべきかどうか」
この段階で悩んでいるのは、
とても健全なことだと思います。

制作の相談でなくても構いません。
動画が必要かどうか、
一緒に整理するところからでも大丈夫です。

少し話してみて、
「今回はやめておきましょう」
という結論になることも、普通にあります。

それでも構わない、という方と
仕事ができたら嬉しいです。

Picture of Naonori Takada

Naonori Takada

Photographer
Videographer
Director

  • 1989年 広告カメラマンとして活動開始
  • プロダクション、制作会社にてフォトグラファー、ディレクターとして勤務
  • 2014年10月 独立後ジーワークス設立
  • 2022年現在、千葉県鎌ケ谷市在住
  • 特技:料理
  • 趣味:釣り、山登り