Gworks Creative Studio

Takadaの視点

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カメラ越しに学んだ、人と向き合う姿勢

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撮影の現場で気づいた「人との関係づくり」

カメラマンとして多くの企業や現場に伺う中で感じるのは、良い写真・良い映像をつくるために欠かせないのは、“人との関係づくり”だということです。

どれだけ機材や技術を磨いても、相手の心が閉じたままでは、その人らしさは映りません。
だから私は、まず「安心してもらうこと」から撮影を始めます。
その第一歩が、表情や空気感に大きく影響するのです。

“構える前の時間”が大切にしていること

被写体が社員の方であれ経営者であれ、カメラを向ける前の時間を大切にしています。
短い会話の中でその人の仕事への誇りや思いを聞くと、撮影の方向性や伝えるべき“温度”が見えてきます

撮影は「被写体を撮る」だけでなく、「その人が会社の一員として輝く瞬間を見つける」仕事。
その視点を持つことで、写真や映像の中に“その企業らしさ”が自然とにじみ出てくるのだと思います。

「撮らせてもらう」から「一緒につくる」へ

撮影は、カメラマン一人の力では完結しません。特に採用やブランディングを目的とした撮影では、社員の皆さんと一緒に“企業の表情”をつくっていく意識が欠かせません。緊張している方には「少し休みながらやりましょう」と声をかけ、現場の空気をやわらげる。
そんなやりとりを重ねるうちに、カメラの前に“いつもの笑顔”が現れます。
その一枚こそが、企業が伝えたい“本当の姿”になると感じています。

レンズの先に見える「企業の人間力」

カメラ越しに見えてくるのは、働く人たち一人ひとりの誠実さや熱意です。その積み重ねこそが、企業の魅力を形づくっています。私は、被写体の個性を丁寧にすくい取ることで、“その会社らしさ”を可視化するお手伝いができればと考えています。それは単なる記録ではなく、企業の文化や理念を伝える“メッセージ”の一部。
だからこそ、人と向き合う姿勢を大切にしたいのです。

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撮影はいつも「人との対話」から始まり、「学び」で終わります。
立場も年齢も違う人たちと向き合うたびに、自分の中の偏りや固定観念に気づかされることがあります。その気づきを積み重ねていくことで、人を見る目が少しずつ広がり、柔らかくなっていく。
結局のところ、撮影を通して成長しているのは私自身なのかもしれません。

これからもカメラを通して、人と企業の“真ん中”を見つめていきたいと思います。

Picture of Naonori Takada

Naonori Takada

Photographer
Videographer
Director

  • 1989年 広告カメラマンとして活動開始
  • プロダクション、制作会社にてフォトグラファー、ディレクターとして勤務
  • 2014年10月 独立後ジーワークス設立
  • 2022年現在、千葉県鎌ケ谷市在住
  • 特技:料理
  • 趣味:釣り、山登り