Gworks Creative Studio

Takadaの視点

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現場での失敗談とそこから得た学び

皆さんは、仕事で忘れられない失敗を経験したことがありますか?
フリーランスとして撮影や映像制作に携わる中で、私も多くの失敗を経験してきました。順調に進む現場ばかりではなく、想定外のトラブルに直面して冷や汗をかくことも少なくありません。しかし、振り返るとそうした経験が自分の成長につながっています。

今回は、私の失敗談とそこから得た「実務面」と「マインド面」の学びを3つ+1つ紹介します。

現場を止めたほんの小さな油断

バッテリー忘れで冷や汗

ある製品カタログのロケ撮影のこと、いつものように撮影の準備すると、冷や汗が。。。あるはずの場所にカメラのバッテリーが見当たらず???連日の撮影でバッテリーを充電器に付けたままカメラバックに入れるのをすっかり忘れてしまったことに気がついた。遅すぎ😓

私もクライアントもその場でフリーズ、幸いにして、クライアントの社長がカメラが趣味で同型バッテリーをお持ちだったので、お借りしてなんとか切り抜けた(?)今でも鮮明に覚えています。

実務面の学び

●チェックリストを導入し、機材を二重三重で確認

●予備は「余るくらいでちょうどいい」と考える

マインド面の学び

●油断ひとつが信頼を揺るがすことを実感

●徹底した準備は「安心感」という目に見えない価値を生む

完璧を目指すよりも大事なこと

音声収録の確認不足

インタビュー収録後にデータを確認すると、ノイズが混入していました。再収録で挽回できましたが、その日の帰り道は胃が痛むほど落ち込みました。

  • 実務面の学び
    • 録音は耳でモニタリングするだけでなく、収録後に短いチェック再生を必ず行う
  • マインド面の学び
    • 完璧を目指しても人は必ずミスをする
    • 大事なのは落ち込みすぎず、改善の糧にする勇気

クライアントとの意思疎通不足

同じ言葉でも、人によって解釈は違う

商品動画で「ナチュラルに」という依頼を受け、自然光を活かした映像を撮影。しかしクライアントのイメージは「明るく親しみやすい雰囲気」。言葉の解釈の違いで方向性がずれてしまいました。

  • 実務面の学び
    • 抽象的な要望はイメージ画像や参考映像を共有して確認
  • マインド面の学び
    • 相手の言葉を自分の基準で判断せず、立場に立って想像する
    • 丁寧な確認が信頼関係を築く土台になる

限られた時間での撮影トラブル

焦りは視野を狭める

工場の稼働時間がわずか30分しかない案件。機材セッティングに手間取り、開始から10分以上を無駄にしてしまいました。焦りが先行し、カットが十分に撮れず編集で苦労する結果に…。

  • 実務面の学び
    • 機材チェックリストを作り、現場前にシミュレーション
  • マインド面の学び
    • 予期せぬトラブルでも冷静に「今できる最善」を選ぶ
    • 一呼吸置いて優先順位を整理する心構えがプロとして大切

■ まとめ:失敗から得た心の姿勢

これらの失敗を通して学んだことは、ただの作業チェック以上に、心のあり方に関する大切な教訓です。

  • 慢心せず、初心に返る姿勢
  • 失敗を恐れず、改善のチャンスと捉える
  • 相手目線で考える想像力
  • 焦らず冷静に、最善を尽くす心構え

失敗は避けられないものですが、それをどう活かすかで成長は変わります。冷や汗や落ち込みを経験したからこそ、今の自分があります。これからも、学んだことを忘れず、「安心して任せられる存在」であり続けたいと思います。

Picture of Naonori Takada

Naonori Takada

Photographer
Videographer
Director

  • 1989年 広告カメラマンとして活動開始
  • プロダクション、制作会社にてフォトグラファー、ディレクターとして勤務
  • 2014年10月 独立後ジーワークス設立
  • 2022年現在、千葉県鎌ケ谷市在住
  • 特技:料理
  • 趣味:釣り、山登り