Gworks Creative Studio
ネット通販やSNSが普及し、商品を「写真」で伝える重要性はますます高まっています。ところが近年、商品撮影を専門とするカメラマンが減少しているのをご存じでしょうか。「スマホで十分」「AIで撮れる」といった声も聞かれる時代ですが、本当にそうでしょうか?この記事では、カメラマンが減っている背景とその影響、そして今だからこそプロの撮影が持つ価値について考えてみます。
一般的に写真のお仕事には大きく分けて、『営業写真』『芸術写真』『商業写真』の3つになります。
『営業写真』とはいわゆる街の写真館ですね。もうだいぶ少なくなってしまいましたが。。。
『芸術写真』はその名の通りアート作品とされる写真になります。そして私も生業にしている『商業写真』とは、広告、雑誌などのいわゆる媒体に使われる写真がそれに当たります。
以前、商業写真は様々な専門分野に特化したカメラマンが存在していましたが、現在ではその分類はかなり曖昧なものになっているかもしれません。現在では制作費の現象により、ひとつの分野だけで生活するのが難しい状況ですので、分野をまたいで仕事をされているカメラマンがほとんどだと思います。
その中でも、特に撮影が難しいとされるのが、フード写真や商品撮影ではないでしょうか。
スマホとデジタルの普及
最新のスマートフォンは、誰でも簡単に明るく鮮明な写真を撮れるようになりました。結果として「わざわざプロに頼む必要はないのでは?」と考える企業や個人が増えています。
制作費削減の流れ
商品撮影はどうしても手間とコストがかかります。企業側は経費削減の一環として、社員が自分で撮影したり、AIによる自動生成に切り替えるケースも増えてきました。
動画やSNSコンテンツへのシフト
今は「写真より動画に予算を回したい」という企業が多く、静止画専門の仕事は相対的に減っています。
カメラマンが職人だった時代
フィルム時代、商品撮影を専門にしていたカメラマンは5~10年の修行が必要でした。専門的な知識や技術は先輩カメラマンから伝えられ、それを受け継いで行く流れでした。商業写真の分野にデジタルカメラが普及していく過程で、ワークフローが刷新され、かつては「商品撮影専門」で活躍するカメラマンも多くいましたが、今は動画撮影やブランディング撮影にシフトする人が増え、商品撮影一本で活動する人は少なくなっています。
品質の低下
商品撮影は光の当て方やレンズ選び一つで大きく印象が変わります。素人撮影ではどうしても平面的で、商品の魅力を十分に引き出せません。
ブランド価値の損失
「写真のクオリティ=企業の印象」と言っても過言ではありません。写真が雑だと、「この会社の商品は本当に良いのだろうか?」という不安につながります。
差別化の難しさ
ECサイトを見比べても、似たような写真ばかりでは消費者に選んでもらえません。「どれも同じに見える」ことは、販売の大きな機会損失になります。
プロカメラマンが撮る商品写真には、次のような強みがあります。
消費者は無意識に「写真の質」を判断材料にしており、特に高価格帯の商品では売上に直結します。
今後の展望と対策
AI・自動撮影との共存
背景を白抜きにする単純な撮影は、今後AIや自動撮影に置き換わっていくでしょう。
プロの強みを活かす方向性
だからこそ、これからの商品撮影には「人間だからできること」が求められます。たとえばライフスタイルを感じさせるシーン撮影、動画と組み合わせた表現、ブランドの世界観を伝える写真などです。
企業への提案
写真を「コスト」と考えるのではなく「売上を伸ばす投資」として再評価することが重要です。質の高い商品写真は、購買意欲を確実に後押しします。
まとめ
商品撮影のカメラマンは減少傾向にありますが、それは「写真の価値が下がった」わけではありません。むしろ希少化することで、プロによる商品写真の価値はより一層際立つ時代になるでしょう。
もし「自社の商品写真に自信が持てない」「ECサイトで差別化できていない」と感じているなら、今こそプロに依頼してみてはいかがでしょうか。
私はこれまで、採用動画や会社案内の撮影と並行して、EC商品からブランドイメージを重視した商品撮影まで幅広く対応してきました。単なる写真ではなく、商品の魅力を“売れる形”で伝える写真をご提案できます。
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